自律神経とバスケ
こんにちは。
今日はバスケと自律神経、つまり交感神経、副交感神経についての関連について語りたいと思います。
【交感神経とは】
交感神経がはたらくのは、活動している時、不安・恐怖・怒りなどストレスを感じている時。血管がちぢんで、心拍数が増え、筋肉が緊張して、状況の変化にすばやく対応できるよう、体が準備をしています。
【副交感神経とは】
副交感神経がはたらくのは、睡眠中、リラックスしている時、ゆったりと落ち着いている時。「からだの修復」が主な役割です。
昼間の活動によってたまった疲れや、体に受けたダメージを、副交感神経に切りかわった睡眠中に修復して、元気な状態に戻すのが役割です。
つまり、交感神経は運動時、副交感神経は完全にリラックス時です。
割合で決まります。
交感神経90%、副交感神経10%という感じです。
ではどんな状態がバスケに適しているか。
【バスケと交感神経、副交感神経】
まず、バスケというのは以前のブログにも書きましたが、シュートを制御するスポーツです。(ダンクを除く)
なので自律神経の割合が交感神経が高すぎると運動能力は高く、どこまでも飛べるとか、体が軽い、速く走れるといった感覚になるかと思いますが、それはシュートに悪影響を及ぼすので必ずしも良い状態とは言えないです。
逆に副交感神経が高すぎると、体が温まらず、いつまでも体が重い状態で、理論的にはリラックスしているものの、ボールをコントロールするほどの体のウォームアップが完了しておらず、結果力づくのシュートになってしまい、思うような結果が得られないでしょう。
ならばどういった状態が望ましいか。
これは人によって違うし、プレースタイルにも寄るかもしれませんが、僕の感覚では
交感神経70%
副交感神経30%
くらいでしょうか。
実際にメーターとか付いてるわけではないので(笑)憶測になるのですが、体の調子は悪くない、シュートの調子が良い、という時がそういう状態だと意識しています。
よくヨガとかそういったものでは副交感神経を高めると共に、精神を安定させるための動きや呼吸をしますが、バスケにもそれは十分に活かせますね。
アップで増した交感神経を呼吸やストレッチで副交感神経に少し戻してやる。
体を温めるだけがアップではないということです。
自分の体がどういう状態の時にシュートが良く入り、尚且つ運動能力も適度に高いか、チェックしていくのがバスケの上達にな必要不可欠かもしれません。
上手い人というのはこれが自然にできていると思います。
これはバスケに限らないですが、プロ選手は大抵自分の精神をコントロールするのに長けてます。
本番では精神力が物を言いますからね。
【ダンクと交感神経】
ダンクに関しては副交感神経を高める必要はないと思います。
交感神経MAXで、タイミングさえ掴めればそれがその時の一番跳べる方法ではないでしょうか。
バスケが上手いことと運動能力が高いことは違うので、ダンクに挑戦したい時はリラックスする必要はなく、思う存分交感神経を優位にしてあげましょう。
それには特に意識しすぎる必要もなく、ストレッチをしすぎないなどで良いのではないでしょうか。
【まとめ】
バスケという競技においては、交感神経と副交感神経の割合(自律神経の正常)が必要ですが、跳んだり走ったり、僕の目標であるダンクに関しては、リラックスする必要はないので交感神経が高めということです。
さて、交感神経を高める勉強でもしていきましょうかね。